2019 年 4 月 9 日~ 14 日
9:00AM ~ 7:30PM
ミラノデザインウィーク2019、
フォーリサローネ・Sant Ambrogio 地区
Spazio Rossana Orlandi
(Via Matteo Bandello, 14/16, 20123 Milano)
作品と鑑賞者の体験的なコミュニケーションをより深化させるため、今回のテーマを「-Sensory- 知覚的」としました。我々が提案する作品群は、視覚、触覚、聴覚のコミュニケーションから複合的な知覚へのアプローチを試みます。それらは金属、ガラス、木材、陶などの普遍的な素材に新鮮な感じ方を与え、鑑賞者の身体的な知覚をダイレクトに呼び覚ます体験をもたらすでしょう。
銅、真鍮、木材、LED
HASSは、水面に浮かぶ蓮の葉の穏やかな姿からインスピレーションを得たランプシェードです。そっと触れるとゆらゆら揺れる、浮遊感と広がりのある照明器具。
そっと触れるとゆらゆら揺れる、
浮遊感と広がりのある照明器具。
https://www.comotoand.com
ブラックチェリー、鉄、磁石
ひまつぶしに拾い集めたイメージのパーツに形を与える。パーツが頭の中を漂うように、それを移動したり組み合わせたりしてひまをつぶす。木の触感と磁石の力学が生む浮遊感を楽しむオブジェ。
今あなたが思うように感覚的にやさしく組み合わせてください。
ブラックチェリー、ガラス、磁石
ひまつぶしに拾い集めたイメージのパーツに形を与える。パーツが頭の中を漂うように、それを移動したり組み合わせたりしてひまをつぶす。木の触感と磁石の力学が生む浮遊感を楽しむオブジェ。
今あなたが思うように感覚的にやさしく組み合わせてください。
陶紙、ステンレス、LED、糸
少女の抜け殻は、触りたくても触れないイノセントな存在。
儚さの質を体感する光のオブジェ。
電源コード式LED照明 / 中央の陶器の部分は非常に繊細なため極力触らないでください / フレームを軽く触って揺らしてください。
ウランガラス、紫外線LED、ワイヤー
薄暗い白夜、ゆめうつつ(夢と現実の境がつかない)。
案内人のうさぎに連れられてぼんやりと異世界へ。
風船には現実でもあるかのように見えるゆがんだ実世界と自分自身の姿が映る。うさぎは無垢であった幼い頃の自分自身(鑑賞者)の姿そのものである。
鏡に映された世界を見て下さい。
アルミ、真鍮、アクリル、ステンレス、木、LED、磁石
水面の宇宙の中で、一瞬の瞬きが奇跡のように繰り返される。
永遠と一瞬のサイクル。レコードを再生するように世界は回り始める。
円盤を回転させると盤面の星がチラチラと瞬く。
ある条件を満たすと、通常光っていない星が輝く瞬間がある。
金属、木、音
ゆらゆらと揺らめき、チラチラ光る。互いにぶつかり、キラキラと音がなる。視覚的な音、聴覚的な光が空間に響く。
その時私達は見えない光を聞き、聞こえない音を見ることができるだろうか?
*バシェ兄弟とハリー・ベルトイア、
バルセロナ大学のマルティ・ルイツに、リスペクトを捧げて。
揺らして音を聴いてみてください。
金属、ガラス、石、木材、ローション
この作品では、男性と女性が対話をしているシーンを表現しました。一つ一つの素材の意味を考察しながら組み合わせ、素材の特徴や機能を男性と女性に照らし合わせながら、互いの美しさを表現しました。
ジョイスティックを操作しローションの中に入れたり出したりしてください。
かたちのないものを、かたちのあるものでつくる。
その存在は、とても儚く、うつろいやすい。
やがて消えゆく、しかし、確実に、
我々の心を柔らかくするその光と陰は、
自然の欠片を、日常的な生活へと導いていく。
そのとき、強い光ではなく、その陰自身が癒しのような薫りを放ち始める。
「Resonance Materials Project」は、今を生きる私たちにとって希薄となっている、重さ、大きさ、肌触り、色、光、音感、などの感覚を身体的に実感することを、素材を通して改めて見直します。また、アートの持つ多様性や詩性、機智によって、感受性を開く場を同時に生み出します。そしてその場に生まれる感動について分析・考察し、未来に向けて人が人らしく生きるための感性や感動の価値を探求します。
カタチに現わすことのできない「感動」について、顕在化、普遍化することの研究と共に、世の中の「感動価値」を発掘し、社会的知財としての共有を目指し、感動体験に富んだ心豊かな社会の形成に寄与することを目的に、活動を行っています。
https://www.kandosoken.com/
藝大ファクトリーラボは、東京藝術大学の工房群の設備とスキルを活用し、学外機関とのコラボレーションによって、様々なプロジェクトを企画・実行します。多様な視点から、実践によって、「つくること」の価値を研究し、社会と共有していくことを目標としています。
https://geidai-factory.art/
感動創造研究所
福田 龍典、松本 望、佐藤結子
藝大ファクトリーラボ
藤原 信幸、三枝一将、寺田 健太朗
共同主催者:
感動創造研究所、藝大ファクトリーラボ
協力:
株式会社ムラヤマ、東京藝術大学
アンケートにご協力いただき、
ありがとうございます。
作品から感じたことを教えてください。
すべての項目にお答えください。
回答時間:3 分
最後まで答えていただき、
ありがとうございました。